最近、SNSである看板の写真が話題になっています。
それは「クマ出没注意」のポスター——ですが、描かれているのは本格的なアニメ風キャラクター。
可愛いのに、しっかり“注意喚起”してくる不思議な存在感が注目を集めています。
かわいいけど伝わる!新しい注意のかたち
山間部や観光地など、クマの出没情報が多い地域では、昔ながらのリアルなイラストに代わり、最近はキャッチーなアニメスタイルの看板がちらほら登場。
「見た瞬間に目を引く」「観光で訪れた人にも伝わりやすい」と、現地の人からも好評のようです。
SNS上では
「可愛すぎて逆に怖さがなくなる(笑)」
「ちょっと和んだけど、ちゃんと気をつけなきゃと思った」
と、ユーモラスな反応と共に、真剣な声もちらほら。
各地で導入例も
北海道や長野、熊本など、実際にクマの出没が多い地域ではご当地キャラクター風の看板や、住民が手描きで作成したポスターが登場しています。
いずれも「見てもらう」ことを第一に、視認性と印象の残りやすさが意識されています。
実は深刻な現実も…
ただし、可愛いイラストとは裏腹に、クマの出没件数は年々増加傾向。
里山や住宅地の近くまで出没するケースもあり、「知らなかった」「注意を見逃した」ことが命に関わる場面もあるのです。
だからこそ、「伝え方」の工夫は大切。
“怖がらせる”ではなく、“しっかり見てもらう”という発想から、アニメ風の看板が生まれているのかもしれません。
これからも増えるかも?
今後は、イノシシやサルなど、他の野生動物の注意喚起にもポップなデザインの波が広がるかもしれません。
「かわいいけど伝わる」バランス感覚が、地域の安全を守る新しいスタンダードになる日も近そうです。
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自然は魅力的。でも油断せずに、“可愛い看板の奥にあるリアル”を忘れずに。