夏本番が近づくと、毎年のように話題になるのが「お盆の帰省問題」。
今年(2025年)も、SNSでは「帰省しない派」の声がじわじわと増えています。
以前は“当たり前”とされていた帰省ですが、
今は「帰りたいけど疲れる」「交通費が高すぎて無理」という声も多く、
帰省をめぐる価値観の変化がうかがえます。
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帰省のかたちが変わってきた
近年はリモートワークや多様な働き方の浸透により、
「お盆にあわせて帰省する必要がない」と考える人が増えてきました。
また、長距離移動や実家での気遣いなどに疲れてしまう「帰省疲れ」という言葉も登場し、
帰省はもはや“リフレッシュ”ではなく“負担”という人も少なくありません。
とくに都市部に住む人にとっては、
「帰らなければならない」と思う気持ち自体がプレッシャーになっているようです。
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SNSに見る“モヤモヤ帰省”のリアル
X(旧Twitter)では、次のような投稿が増えています:
「帰っても手伝いばっかりで休めない」
「実家に帰ると昔の自分に戻される感じが苦手」
「帰らないと冷たいって言われるけど、正直行く気になれない」
「交通費が5万円超えててびっくり…今年は断念」
共通しているのは、“義務感”で動くことへのモヤモヤ。
帰りたい気持ちがあっても、心や体がついてこない。
そんな人が増えている印象です。
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帰省しない選択にも理由がある
「帰らない=親不孝」「冷たい」というイメージは、
徐々に変わりつつあります。
体調や家庭事情
経済的な負担
メンタル的な余裕のなさ
…といった背景があっての判断は、誰にでもあること。
最近では、「夏は帰らずに秋にゆっくり帰る」
「ビデオ通話だけで気持ちを伝える」といった選択をする人も。
無理をせず、家族との心の距離感を大切にする
そんなスタンスが支持されつつあるようです。
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✅ まとめ|帰省のかたちに“正解”はない
お盆の帰省をめぐる価値観は、今や多様化している
SNSでは“帰りたくても帰れない”という現実的な声が多数
都市部と地方、世代によっても温度差がある
無理せず、自分と家族にとって心地いい形を選ぶことが大切
この夏、どんな過ごし方が「自分にとってやさしいか」を、
あらためて考えるタイミングなのかもしれません。
お盆の帰省どうする?都市部と地方で揺れる“帰省する・しない”のリアル
