キャンプに初めて行くとき、意外と迷うのが「夜、寝るときの服装」。
昼間は暑くても、夜になると急に冷えたり、虫が多かったり、寝づらさを感じることも。
「寝袋があれば大丈夫でしょ」と思っていたら、寒さで目が覚めた…なんて声もちらほら。
この記事では、キャンプ初心者が安心して夜を過ごせる服装のポイントを5つに分けて紹介します。
初めてでも快適な一夜を過ごすために、ぜひチェックしてみてください。
気温をなめない!“夜は寒い”を前提に
キャンプ場の夜は、想像以上に冷え込むことがあります。
特に山間部や川沿いなど自然に囲まれた場所では、夏でも夜間は10〜15℃程度まで気温が下がることも珍しくありません。
日中との気温差が大きいため、昼の服装のままで過ごすと、寒さで眠れなくなるケースも。
快適に夜を過ごすためには、長袖・長ズボンが基本。
厚手の防寒着でなくても、薄手のウェアを重ね着できるスタイルを意識すると、気温に応じて調整がしやすくなります。
「ちょっと多いかも?」と思うくらいの服装を用意しておくと安心です。
初心者ほど、夜の寒さはしっかり対策しておきましょう。
吸湿・速乾素材が基本!汗冷え対策を忘れずに
キャンプの夜、意外と見落としがちなのが「汗冷え対策」です。
昼間にたくさん動いて汗をかいたままの服でそのまま寝てしまうと、寝ているあいだに体が冷えてしまい、寒さで目が覚めることも。
特に綿素材のTシャツなどは汗を吸ったまま乾きにくく、体温を奪ってしまう原因になります。
そのため、夜用にはポリエステルや化繊などの“速乾インナー”を選ぶのが安心です。
さらにおすすめなのは、寝る直前に服を着替える習慣。
汗をかいたままではなく、乾いた服で寝袋に入ることで、体温を保ちやすくなります。
夜を快適に過ごすためには、素材とタイミングの工夫が意外と重要です。
虫対策も重要!肌を露出しすぎない服を選ぶ
キャンプの夜を快適に過ごすうえで、意外と大きな敵になるのが虫刺されです。
蚊やブヨ、時にはアリや小さな羽虫など、自然のなかでは予想以上に虫との距離が近くなります。
寝袋に入ってから「かゆい…」と感じてしまうと、眠りの質は一気に下がってしまいます。
そのため、長袖+裾をしっかり締められるパンツが基本の服装となります。
さらにポイントは、“ゆるすぎないけれど動きやすい”フィット感。
ブカブカすぎると服の隙間から虫が入りやすく、きつすぎると寝苦しさにつながります。
虫よけスプレーなどの対策も大切ですが、まずは服装で物理的にガードすることが、快眠への第一歩です。
寝袋との相性を意識した“着ぶくれ防止”
寒さ対策として厚着をしたくなるキャンプの夜ですが、実はモコモコしすぎる服装は要注意です。
寝袋は「体温を保つ構造」になっているため、中で体温がうまく循環しないと保温効果が下がってしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、フリースや薄手のスウェットなど「軽くてあたたかい素材」。
着膨れせず、動きやすくて寝袋との相性も良いのがポイントです。
また、見落としがちなのが足元の冷え対策。
日中に履いていた靴下が湿っていると体温を奪いやすくなるため、寝る前には必ず乾いた靴下に履き替えるのがおすすめです。
適度な保温と通気を意識することで、快適に眠れる夜をつくることができます。
「脱ぎ着しやすさ」が意外と大事
キャンプ場では、夜中にふとトイレに行きたくなることもしばしばあります。
真っ暗な中でテントを出るには、それなりの準備と動きやすさが求められます。
そんなときに役立つのが、前開きのパーカーや上下セットのウェア。
ジップ付きで脱ぎ着しやすく、手早く身支度ができるので、夜の行動もスムーズになります。
また、動きやすさも大事なポイント。
着膨れした服や、手間のかかるボタン付きのトップスなどは、テント内での動きを妨げることも。
選ぶ際は、「すぐに着替えられるか」「寝袋に入りやすいか」といった視点で服の設計をチェックすると安心です。
キャンプの快適度は、こうした“ちょっとした配慮”で大きく変わります。
夜のキャンプ服装チェックリスト
キャンプ初心者にとって、夜の服装は快適な眠りを左右する重要なポイントです。
特に夏場でも自然の中では冷え込みやすく、ちょっとした対策の有無で過ごしやすさが大きく変わります。
夜は想像以上に冷える → 長袖+重ね着を前提に準備を
汗冷えを防ぐには → 吸湿速乾素材のインナーが効果的
虫対策も必須 → 肌の露出を避けて安心感アップ
寝袋との相性を意識 → モコモコすぎない軽量素材で保温力キープ
夜のトイレも想定 → 着脱しやすい服でスムーズに対応
👉 寝るときの服装を整えるだけで、キャンプの夜がぐっと快適に。
「ととのえた人から、ぐっすり眠れる」。そんな安心を持って、夜時間を楽しみましょう。