「それなしか勝たん」「エッホエッホ」「ビジュいいじゃん」──
最近SNSで目にする、ちょっと不思議でクセになる言葉たち。
これは、10代~20代前半を中心とした若年層がよく使う“バズ語”の一種です。
テンポ感や語感を大切にしながら、気持ちや共感をふんわり伝えるこの言葉たちは、TikTokやX(旧Twitter)を中心に日々拡散されています。
この記事では、2025年前半に話題になった「バズ語」10個を厳選。
言葉の意味や使い方の例、どんな空気感から生まれたのかをやさしく解説していきます。
“バズ語”ってどんな言葉?
SNSの短文・短尺動画文化の中で、一瞬で気持ちを伝えるために生まれた、テンポ重視・共感重視のワード。
断言せず、ちょっとあいまい。
でもその“余白”が、親しみやすさにもつながっています。
投稿キャプションやコメント欄、DMなど、軽いやりとりの中で自然に使われています
2025年前半のバズ語10選(意味+使い方)
1. それなしか勝たん
→「これ一択!これ以上の選択肢ない!」という全力共感ワード。
例:「推しの笑顔、それなしか勝たん」
2. エッホエッホ
→ テンション上がったときの勢い語。リズムに乗せて使うのがコツ。
例:「新作スイーツ、エッホエッホで買いに行った」
3. ビジュいいじゃん
→ ビジュアルが最高にキマってる状態。主にファッションや推しに対して使われる。
例:「ライブ衣装、ビジュいいじゃんすぎて語彙力消えた」
4. しぬかもだけどすき
→ ちょっと重いけどかわいい“好き”の伝え方。押しつけない愛情表現。
例:「距離あるけど、しぬかもだけどすき」
5. キャパい
→ 心や予定の“キャパシティ”が限界。つらさを軽く伝えられる。
例:「テスト、バイト、課題でキャパい」
6. メロい
→ 推しへの強めのときめき。好きすぎて心がふるえる状態。
例:「今日の髪型、メロい…むり…」
7. ウマ確
→ もう食べる前から美味しいのが確定しているときに使う。
例:「この組み合わせ、ウマ確すぎ」
8. まずは ありがとう
→ 丁寧なやんわり断りや感謝の気持ちを伝える前置き。
例:「誘ってくれて嬉しい!まずはありがとう(ちょっと予定確認する)」
9. てぇてぇ
→ 「尊い」の派生。癒し・幸せ・尊さを感じたときの感情語。
例:「この2人のやりとり、てぇてぇ…」
10. マジマジマジンガー?
→ 驚きや疑問をテンション高く言いたいときに。
例:「それ、マジマジマジンガー?」
バズ語が流行する理由
SNSで使われる“バズ語”は、短くてインパクトがあるのが特徴です。
意味があいまいな言葉でも、かえって共感しやすく、広まりやすいという利点があります。
また、リズムや語感を楽しむ「言葉あそび」としても使われ、投稿のテンションづけや共鳴のきっかけにも。
✔ 読みやすく、記憶に残りやすい
✔ あいまいさが“自分ごと”として受け入れられる
✔ ちょっとした言い回しに個性が出る
✔ 「わかる人にはわかる」共有感が強み
こうした言葉は、SNSの文化や空気感を体現する存在とも言えます。
【まとめ】
“バズ語”は、日々変化するSNS文化の中で生まれる「新しいことば」
わかりやすさより、“空気”や“気分”を伝えるのが得意
無理に使わなくても、「意味を知ってる」だけでコミュニケーションのヒントになる
👉 SNSで気になる言葉に出会ったら、
「意味を調べてみる」だけでも、小さな文化体験になるかもしれません。