夏のエアコン設定、28℃が「推奨温度」としてよく話題になりますよね。
でも実際のところ、「暑い!」「ちょうどいい」「冷えすぎるのが苦手」など、感じ方は人それぞれ。
今回は、冷房の“ちょうどいい”をめぐるリアルな意見を集めつつ、冷房派・自然派それぞれの暮らし方をのぞいてみましょう。
エアコン28℃は「推奨温度」だけど、体感はバラバラ
夏になるとよく耳にする「エアコンは28℃が理想」というフレーズ。
これは環境省の省エネ対策としての基準ですが、実際に28℃設定で快適に過ごせている人はどれくらいいるのでしょうか。
SNSでは「28℃なんて暑すぎて無理」「それでも汗だく」なんて声もちらほら。
一方で、「湿度が低ければ意外と快適」「扇風機併用でちょうどいい」などの意見も見られます。
どうやら“温度”だけでは語れないのが、夏の快適さのむずかしいところのようです。
冷房派の声:「仕事も睡眠も、涼しくないと無理!」
特に室内で仕事をしている人や、暑がり体質の人からは「26〜27℃設定が一番」という声が多く聞かれます。
「湿気が多いと体がベタついて集中できない」
「睡眠中は28℃だと寝苦しくて途中で起きてしまう」
など、涼しさ重視の意見が目立ちます。
また、冷房の効きすぎを防ぐためにサーキュレーターや扇風機を併用し、「少し低め設定でも効率よく冷える環境をつくっている」という工夫派も増えているようです。
自然派の声:「なるべく冷房を使わず、工夫で乗り切る」
一方で、「冷房は体がだるくなるから苦手」「冷え性なので避けたい」という声も。
そんな自然派の人たちは、窓を開けて風を通したり、打ち水や遮光カーテン、竹ラグなどの“昔ながらの涼しさ”を活用する傾向があります。
「朝と夕方だけ短時間つけて、日中は扇風機でしのぐ」
「保冷剤入りのネッククーラーを使って電気代を節約」
など、暑さとの向き合い方も工夫次第で変わってくるようです。
意外と見落としがち?“湿度”が快適さのカギ
温度設定ばかりが注目されがちですが、実は“湿度”が快適さの大きな決め手になることも。
同じ28℃でも、湿度が70%を超えるとムシムシして体がだるく感じやすくなります。
逆に湿度を60%以下に抑えるだけで、涼しさがぐっと増すという話も。
最近では「冷房が苦手でも除湿モードなら大丈夫」という人も多く、冷房=強風というイメージにこだわらず、湿度バランスを見直すことが快適な夏をつくる第一歩かもしれません。
エアコンの“正解”は、自分に合わせて選べばOK
「28℃が正しいのか、それとも26℃が快適なのか?」
結局のところ、体質や住環境、生活リズムによって“快適さ”は違って当然です。
無理に暑さを我慢したり、逆に冷やしすぎて体調を崩すのは本末転倒。
自分のライフスタイルに合った温度と湿度の“ちょうどいい”を見つけて、この夏を気持ちよく乗り切っていきましょう。