夏の終わりが近づいてきたとはいえ、まだまだ湿気と暑さが続くこの季節。
ふと鏡を見たときに「テカってる…」「なんかベタついてる…」と感じる人も多いのではないでしょうか。
特に8月中旬以降は、汗と皮脂が混ざりやすくなり、清潔感に大きく差が出やすいタイミング。
しかも、気温の高さだけでなく冷房や紫外線、皮膚の水分バランスが崩れやすいのもこの時期の特徴です。
今回は、「まだ続く夏の肌ベタつき」を快適に乗り切るための簡単で実践しやすい清潔感キープ術を5つに絞ってご紹介します。
汗ふきシートは“冷感”より“保湿重視”を選ぶ
汗をかいたときに便利な汗ふきシート。
つい「ひんやり感」で選びがちですが、アルコールの強いタイプは肌の乾燥を引き起こしやすく、かえって皮脂の過剰分泌につながることもあります。
ベタつきを抑えたいときこそ、弱酸性・保湿成分入りのタイプがおすすめです。
とくに、脇・首・胸元など汗がたまりやすい部分を重点的にケアすることで、肌の快適さが一気に変わります。
Tゾーンのテカリには“朝の洗顔+乳液”がカギ
顔のテカリが気になる方に多いのが、朝の洗顔のしすぎ。
実は洗いすぎると皮膚のバリアが壊れ、かえって皮脂が増えるという悪循環に陥りがちです。
朝はぬるま湯+やさしい洗顔料で軽く洗い、仕上げに乳液で油分をバランスよく補うのがコツ。
皮脂崩れを防ぐ下地を使えば、メイク崩れやテカリも抑えられ、日中も快適に過ごせます。
首元・耳裏のケアが“ニオイ対策”にもなる
この季節、肌のベタつきと同じくらい気になるのが「ニオイ」。
とくに汗と皮脂が混じりやすい耳の裏・うなじ・首元は、ケアを怠ると不快な印象を与える原因に。
外出前と帰宅後、それぞれ1回ずつ汗ふきシートでさっと拭く習慣をつけると、肌トラブルも予防できます。
ほんの一手間で、自分でも気づきにくい“清潔感の差”が生まれます。
シャツ選びは「通気性」より「速乾性」に注目
「通気性がいい服=快適」と思いがちですが、重要なのは汗を素早く乾かすこと。
綿素材は吸水性はあるものの、汗をため込みやすく乾きにくいのが弱点です。
夏の後半は、ポリエステルやドライ素材を使ったシャツやインナーがおすすめ。
とくに背中や脇にメッシュ構造が入ったデザインは、ベタつきを感じにくく、1日中さらっと快適に過ごせます。
寝る前の“冷水タオル”が翌朝のベタつきを変える
日中の汗や皮脂をそのままにして寝てしまうと、寝苦しさや蒸れの原因になります。
そこでおすすめなのが、冷たい濡れタオルでの軽いふき取り。
顔・首・背中を軽くふくだけで、皮脂のリセットができてスッキリ。
エアコンとの温度差でベタつきが気になる人にも効果的です。
翌朝の肌の状態も落ち着きやすく、1日のスタートが快適になります。
清潔感を保つには“習慣”がすべて
ベタつきの原因は「汗」と「皮脂」のバランスの崩れにあります。
冷感や強い刺激を求めるよりも、肌にやさしい保湿重視のアイテム選びが大切です。
朝の洗顔・日中の汗ケア・夜のリセットという3つの時間帯を意識した対策が、清潔感をキープするカギに。
ほんの少しの工夫でも、見た目やニオイの印象に大きな差が生まれます。
「もうすぐ夏も終わり…」と気を緩めず、今こそ“整える清潔感”の底上げを。
まだ続く残暑を、自分らしく快適に乗り切るための習慣を身につけておきましょう。