子どもを乗せてドライブしていると、いつも以上に慎重になるもの。
でも、そんなときに限って、後ろからピッタリ張りつく車や、無理な追い越し…。
「もし何かあったら」と考えるだけで、ハンドルを握る手に力が入りますよね。
今回は、家族を守るために、あおり運転に巻き込まれないコツと、心の準備をまとめました。
無理に反応しないのがいちばんの防御
子どもと一緒に乗っているとき、あおり運転に遭遇すると、つい身構えてしまうもの。
でも、感情に任せた行動は危険を招きます。
相手があおってきても、急ブレーキや減速で“仕返し”しないことが大切です。
挑発に乗らず、落ち着いて淡々と運転を続ける。
この姿勢こそが、家族を守る最大の防御策になります。
「録画している」とわかるだけで抑止力に
前後録画できるドライブレコーダーは、今や必需品。
「録画中」のステッカーを貼っておくだけでも、無用なトラブルを防ぐ効果があります。
運転中に不安を感じたときは、まずカメラが作動しているか確認を。
証拠を残すだけでなく、心の支えとしても大きな意味を持ちます。
危ないと感じたらすぐに「安全な場所」へ
無理してそのまま走り続けるよりも、一度避けるという選択もあります。
近くのコンビニやサービスエリアに入って車を停め、ドアロックを忘れずに。
できるだけ外には出ず、危険を感じたらすぐに110番や「#9110(警察相談)」を活用しましょう。
何よりも大切なのは、身の安全です。
子どもの前で“安心できる大人”でいること
あおり運転に出くわしたとき、子どもは敏感に空気を感じ取ります。
そんなときこそ「大丈夫」「焦らず行こうね」と声をかけ、安心させてあげましょう。
子どもの記憶に残るのは、トラブルそのものよりも、その時の大人の姿勢です。
冷静さを保つことが、何よりの教育にもつながります。
落ち着いた運転が、いちばんの安全対策
「早く着きたい」「混んでいるからイライラする」
そんな気持ちは誰にでもありますが、家族と一緒のドライブこそ、穏やかな気持ちで。
速度よりも、会話や景色を楽しめる余裕を大切にしたいものです。
今年のお盆や帰省シーズン、トラブルのない時間が“最高の思い出”になるように。
小さな心がけが、大きな安心につながります。