お盆休み、帰省やお出かけで忙しく過ごした方も多いのではないでしょうか。
気を張って過ごした連休が終わると、どっと疲れが出て「何もしたくない…」という状態になることがあります。
それはまさに“燃え尽き疲れ”。
今回は、お盆後の疲れをやさしくリセットするための、実践しやすいケア法をご紹介します。
無理に“戻そう”としない|リズムは自然に整える
お盆明け、つい「今日から切り替えなきゃ!」と意気込んでしまいがちですが、無理に元の生活リズムに戻そうとすると、かえって疲れてしまうことも。
まずは“ちょっと早めに起きる”や“朝の光を浴びる”など、小さなことから始めてみましょう。
深呼吸をしながらゆっくりストレッチするだけでも、体と心がほぐれてきます。
大切なのは、完璧に戻すことではなく「少しずつ整えていく」感覚です。
情報を絞る|“静けさ”を取り戻す時間を
お盆中は、LINEのやりとりやSNSの通知、親戚との会話などで、気づかぬうちに“情報疲れ”を起こしていることも。
そんなときは、スマホの通知を一時的にオフにして、“静かな時間”を意識してつくってみましょう。
誰とも話さないひとり時間、耳を休める時間は、思っている以上に気持ちを整えてくれます。
体の“だるさ”は水分&深呼吸でほぐす
長距離移動や猛暑で、体のリズムも崩れやすくなる時期。
まずは常温の水や白湯をゆっくり飲んで、内臓からやさしく整えてあげましょう。
また、深い呼吸を意識することで、副交感神経が働きやすくなり、リラックスモードへ切り替わります。
「ちょっと疲れてるかも…」と思ったら、椅子に座って目を閉じ、ゆっくり深呼吸をするだけでもOKです。
“好きなこと”をあえて予定に入れる
休みが終わったからといって、すべてを真面目モードに切り替えなくても大丈夫。
小さな楽しみ——たとえば、近所のカフェでアイスコーヒーを飲む、録りためたドラマを見る、お気に入りの音楽を流すなど、“自分がほっとできる時間”を予定に入れておくことが大切です。
「これがあるから今日もがんばれる」そんな“心の保険”が、日常へのスムーズな橋渡しになります。
あえて“休む理由”を作ってみる
「なんとなくだるい」それは、ちゃんと理由がある心と体からのサインかもしれません。
お盆期間中、たくさんの人に気を遣ったり、移動に時間を取られたり…知らないうちにエネルギーを使っていたんです。
「今は回復するための時間」とあえて宣言して、自分に休む許可を出してあげてください。
それだけで、気持ちが少しラクになってくるはずです。
心を整える余白をもって帰ろう
お盆明けの“燃え尽き疲れ”は、誰にでも訪れるもの。
大切なのは、がんばりすぎず、少し立ち止まって整えることです。
情報を減らし、水分と深呼吸でほぐして、ちょっとした楽しみを加える——
そんなやさしい習慣を取り入れるだけで、また元のペースに戻っていけますよ。
焦らず、ゆっくり、自分の心と体の声に耳をすませていきましょう。