スマートフォンの心臓部ともいえる「バッテリー」。
多くのスマホに使われているリチウムイオン電池は、軽量で大容量という利点がある一方、劣化すると発火や破裂といった重大事故の原因にもなります。
「発火の前兆サイン」は、バッテリー劣化と密接に関係しています。
そこで今回は、バッテリー劣化の仕組みと危険性、そして日常でできる管理術をご紹介します。
普段の生活での知識として活用してみてください。
バッテリーはなぜ劣化するのか
スマホのバッテリーは、充電と放電を繰り返すことで内部の化学反応が進み、徐々に性能が低下します。
劣化の主な原因は以下の通りです。
充放電の回数:フル充電とフル放電を繰り返すほど劣化が早まる
高温環境:炎天下や高負荷使用での発熱は寿命を縮める
過充電・過放電:長時間の充電や残量ゼロ状態の放置は劣化を加速
経年劣化:使用頻度に関係なく、2〜3年で性能は自然に低下
劣化が招く危険
バッテリーが劣化すると、単に充電の持ちが悪くなるだけではありません。
内部の構造が不安定になり、以下のようなリスクが高まります。
1. 膨張
劣化によってガスが発生し、バッテリーが膨張。内部圧力が高まると破裂や発火の恐れがあります。
2. 内部ショート
絶縁膜が損傷し、電極同士が接触して急激な発熱を引き起こすことがあります。
3. 熱暴走
一度温度が上がると制御不能になり、発火・爆発に至るケースも。
バッテリー管理の基本5カ条
1. 80%充電を目安にする
100%まで充電するより、80〜90%で充電を止めるほうが劣化を抑えられます。
2. 残量ゼロを避ける
20%を切る前に充電を開始し、0%まで使い切らない習慣をつけましょう。
3. 高温環境での使用を控える
直射日光下や高負荷アプリ使用中は特に注意。発熱が続く場合は使用を中断します。
4. 就寝中充電は控える
長時間の充電は過充電につながりやすく、劣化を早めます。
5. 定期的なバッテリー診断を行う
スマホの設定や診断アプリで劣化度をチェックし、交換の目安にしましょう。
バッテリー交換の目安
以下のような症状が出たら、早めの交換を検討するべきです。
充電が半日もたない
本体が異常に熱くなる
バッテリー残量表示が不安定
本体の膨らみや画面の浮き
メーカーや正規修理店での交換は安全性が高く、発火リスクを大幅に減らせます。
安価な非正規品を使う場合は品質保証やレビューを必ず確認しましょう。
バッテリーは消耗品であり、劣化を完全に防ぐことはできません。
しかし、日常の使い方を少し変えるだけで寿命を延ばし、発火リスクを大幅に下げることができます。
「まだ使えるから大丈夫」と油断せず、スマホの安全性を維持するための管理習慣を今日から取り入れてみましょう。
バッテリー劣化の兆候を知ったら、日常でできる予防習慣も取り入れましょう。
次は、発火事故を防ぐためのセルフチェック項目をまとめています。