若者を狙う“トクリュウ犯罪”とは?|SNS発・闇バイトの実態と危険性 

ノートパソコンの前に座る怪しい人物

「簡単に高収入が得られる」――そんな誘い文句に惹かれて、気づけば犯罪の加担者になっていた。


今、若者の間で急増しているのが “トクリュウ犯罪” と呼ばれる新しいタイプの闇バイトです。

SNSや匿名アプリを入り口に広がり、未成年から大学生までを巻き込む深刻な社会問題になりつつあります。

この記事では、トクリュウ犯罪の全体像と危険性を整理し、なぜここまで拡大しているのかを探ります。

目次

トクリュウ犯罪とは?

「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」は、主にSNSを通じて行われる闇バイト組織の新しい形態です。

最初は「短時間で高収入」などのアルバイト募集に見せかける

実態は 詐欺・強盗・違法取引 などの犯罪行為

勧誘された若者は「知らないうちに加担」してしまうケースも多い


一度関わると、個人情報や顔写真を握られ、「逃げられない状態」に追い込まれることも報告されています。

SNSを通じた巧妙な勧誘

トクリュウ犯罪の特徴は、SNSやDMから始まることです。

X(旧Twitter)、Instagram、LINEオープンチャットなどで求人が出回る

「日払い」「簡単作業」「即金」など魅力的なワードが並ぶ

最初は荷物運びや口座開設といった「グレー」な依頼から始まる


しかし、その後は「現金の回収」「強引な取り立て」など犯罪性の高い行為へとエスカレートしていきます。

被害者は加害者にもなる

トクリュウ犯罪の怖さは、被害者であると同時に加害者にもされてしまう点です。

SNSで「仕事」を依頼される → 実は詐欺の一部

拒否すると「個人情報を晒す」と脅される

結果的に犯罪行為に加担し、逮捕される若者も少なくない


つまり、知らないうちに「被害者」から「加害者」へと立場をすり替えられてしまう仕組みなのです。

社会全体への影響

トクリュウ犯罪は、単なる若者の問題にとどまりません。

家庭への影響:子どもが被害に遭えば、家族も巻き込まれる

地域社会の不安:強盗や詐欺事件が生活圏で発生するリスク

治安の悪化:ネット社会と現実が直結し、犯罪が拡散


さらに「加害者が若者」という点が社会的ショックを与え、ニュースとしても大きく取り上げられています。

まずは知ることから始めよう

トクリュウ犯罪は、気軽なSNSのやりとりから始まる身近な脅威です。

高額・即金のバイト募集は疑う

SNSでのDMや匿名アカウントからの誘いには応じない

少しでも不安を感じたら、家族・学校・専門窓口に相談する


「知らなかった」では済まされない時代。


危険を理解することが、被害に巻き込まれないための第一歩です。

トクリュウ犯罪がどのような仕組みで若者を取り込み、抜け出せなくしているのか、そして具体的な対策についてこちらの記事で詳しく解説していきます👇

Z世代を巻き込む“トクリュウ犯罪”の仕組みと対策|加害者にも被害者にもならないために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次