夏の暑さをしのぐために欠かせない冷房。
でも、長時間エアコンの効いた部屋にいると、足元やお腹が冷えてだるくなることはありませんか?
この「冷房による冷え」が、実は夏バテや自律神経の乱れの引き金になっていることも。
この記事では、冷房によって冷えた体を内側から整え、夏バテを予防するヒントを5つご紹介します。
暑い夏こそ、“冷やしすぎない暮らし”を見直してみませんか?
冷えは“隠れ夏バテ”のサインかも?
冷房が効いた室内に長くいると、気づかないうちに体がじわじわと冷えていることがあります。
とくに「足元が冷たい」「お腹が冷えている」「太ももに冷感がある」といった状態は、“隠れ冷え”の兆候かもしれません。
この冷えが進むと、自律神経のバランスが崩れやすくなり、疲れ・だるさ・食欲不振・寝つきの悪さへとつながってしまいます。
見た目は元気でも「なんとなく不調…」が続く時は、冷えが原因の“夏バテ予備軍”になっているかもしれません。
ぬるめのお風呂で「内側から温める」
暑い日はシャワーで済ませたくなりますが、冷房で冷えた体には湯船に浸かる習慣が効果的です。
38〜40℃程度のぬるま湯に10〜15分ほど浸かることで、体の深部温度がゆるやかに上がり、巡りが整います。
さらに、副交感神経が優位になり、眠りやすさもアップ。
「冷房で冷えて寝つきが悪い…」という方ほど、ぬるめ入浴がカギとなります。
朝・夜に1杯の“白湯”を習慣に
外が暑いと冷たい飲み物に手が伸びがちですが、内臓の冷えは夏バテの一因になります。
そこでおすすめなのが、朝や寝る前の“白湯習慣”。
朝起きてすぐの白湯は、胃腸の働きをやさしく目覚めさせ、内側から体温を上げるサポートに。
寝る前の1杯は、深部体温を安定させてリラックスを促す働きがあります。
味がなくて続かない方は、少しだけレモンやショウガを加えるアレンジもおすすめです。
お腹・足元を守る服装を見直す
室温は快適でも、冷風が直接当たると部分的な冷えが起きやすくなります。
特にお腹まわり・足首・太ももは冷えやすい部位。
日中の外出先やオフィス、カフェでは簡単に羽織れるストールやブランケットを常備するのがおすすめです。
また、リブ付きのレギンスや腹巻き付きインナーも、冷房対策に効果的。
「冷えにくい服を選ぶ」という視点が、夏バテ予防の第一歩になります。
温かい食べ物で“巡り”をサポート
食事からも体をあたためる習慣を取り入れてみましょう。
冷たい麺やドリンク中心の食生活は体を冷やし、内臓の疲れを招きます。
汁物(味噌汁・スープ)を一品加えるだけでも、体温をキープしやすくなります。
とくにおすすめの食材は、ショウガ、ねぎ、にんにく、みょうがなどの“温め食材”。
夏でも「少し温かいものを意識して食べる」ことが、冷房で冷えた体のケアにつながります。
“冷やしすぎない夏”で快適に
冷房の効いた室内では、気づかないうちに体が冷えている
夏バテ対策には「内側から温める」ケアが有効
入浴・白湯・服装・食べ物など、日常の小さな習慣で対策可能
👉 冷えをそのままにしておくと、不調が積み重なってしまいます。
この夏は、“冷やしすぎない工夫”で体と心のバランスを整えてみましょう。