蒸し暑い夜が続くと、眠りが浅くなったり、疲れがとれにくく感じたりしませんか?
そんな中、注目されているのが「冷感寝具」と「天然素材寝具」。
ひんやり感で人気の冷感タイプか、通気性とやさしい肌触りで評価される天然素材か――どちらを選ぶべきか迷う人も多いはずです。
今回は、それぞれの特徴と選び方のポイントをわかりやすく解説します。
冷感寝具の魅力と注意点
ひんやりとした肌触りが特徴の冷感寝具は、暑い夜に瞬時に涼しさを感じられるのが魅力。
「接触冷感」と呼ばれる素材は、肌に触れたときに熱を素早く逃がすことで、冷たさを感じさせます。
ただし、その冷感は一時的なもので、時間が経つと体温でぬるく感じることも。
また、エアコンと併用しないと逆に蒸し暑く感じてしまうことがあるため、使い方に工夫が必要です。
寝具全体を冷感素材にするのではなく、敷パッドや枕カバーなど“部分使い”で取り入れるのもおすすめです。
天然素材寝具の魅力と注意点
一方、綿や麻といった天然素材の寝具は、通気性と吸湿性に優れ、汗をしっかり吸収してくれる点が特徴です。
特にリネン(麻)は、熱をこもらせず、ひんやりとした肌触りが持続しやすい素材として人気です。
自然素材ならではのやさしい質感は、肌が敏感な人にも好まれます。
また、洗濯しても乾きやすく、繰り返し使えるのも実用的なポイントです。
ただし、冷感寝具に比べて即効性はないため、「じんわり涼しい」「自然な涼感」を求める方向けです。
どちらを選ぶ?使い分けのコツ
では、冷感寝具と天然素材寝具、どちらを選ぶべきなのでしょうか?
真夏の熱帯夜や寝苦しさがつらい日は、冷感寝具
日常的な寝汗や湿度が気になる人は、天然素材の方が快適
というように、気温や体調によって使い分けるのがベストです。
また、枕カバーは冷感、シーツは麻素材、といった“組み合わせ”もおすすめ。
それぞれのメリットを活かすことで、より快適な眠りが実現できます。
快適な睡眠は“素材選び”から始まる
夏の睡眠環境を整えるうえで、「どんな素材の寝具を使うか」はとても大切な要素です。
冷感か、天然素材か――どちらにもメリットがあり、自分の体質や寝室環境に合わせて選ぶことで、睡眠の質が大きく変わります。
実店舗で肌触りを確かめてから選ぶ
洗いやすさ・耐久性もあわせてチェック
“快適に眠れる”ことを第一に選ぶ
今年の夏は、寝具選びを少しだけ意識して、心地よい夜を迎えてみませんか?