9月1日の「防災の日」は、1923年の関東大震災を教訓に制定されました。
日本は地震・台風・豪雨・土砂災害といった自然災害が多く、「いつか起こる」ではなく「いつ起きてもおかしくない」状況にあります。
それにもかかわらず、日常生活ではつい防災意識が薄れがち。
そこで今年の防災の日は、“知識だけでなく行動に移す”ことをテーマにしてみませんか?
この記事では、家庭の防災チェック → スマホ防災対策 → 1日シミュレーションの3ステップで、防災力を一気に高める方法をご紹介します。
家庭の防災チェックから始める
家庭の防災対策は、災害時の生命線です。
特に首都圏直下地震や南海トラフ地震のように広域被害が想定される場合、救助まで数日かかることもあります。
その間、自分と家族を守れるのは「事前の準備」しかありません。
必ず確認したい家庭の備え
食料・飲料水:最低3日分、できれば1週間分
非常用トイレ:断水時の衛生確保に必須
懐中電灯と予備電池:停電時の必需品
家具の固定:倒壊防止でケガを防ぐ
詳しいチェックリストはこちらの記事で解説しています。
スマホを“防災ツール”に変える
Z世代を中心に、災害時の情報収集はスマホが主役になっています。
ただし、災害時は通信が不安定になったり、電池がすぐに切れてしまったりするため、事前の設定やアプリのインストールが不可欠です。
災害時に役立つスマホ設定・アプリ例
防災速報アプリ(Yahoo!防災速報、NHKニュース防災など)
緊急速報設定の確認(オフにしていないか要チェック)
オフライン地図(Googleマップや防災マップ)
省電力モード活用(長時間利用に備える)
詳しい設定方法やおすすめアプリはこちらの記事で紹介しています。
👉 スマホでできる防災対策5選|Z世代も備えておきたい安心アプリ&設定
1日だけでも“防災シミュレーション”をしてみる
備えがあっても、実際に使わなければ役に立たないケースがあります。
例えば、缶詰の開け方が分からない、非常食の味が合わない、バッテリーがすぐ切れる…こうした課題は、事前の練習でしか発見できません。
おすすめのシミュレーション方法
朝から停電を想定:照明や家電を使わず過ごす
断水を想定:備蓄水だけで調理・洗面
避難経路の確認:昼夜のルートを実際に歩く
スマホアプリを実際に使ってみる
詳しい手順はこちらの記事で解説しています。
👉 災害時の“もしも”を想定|1日防災シミュレーションのすすめ
防災の日にやると効果的な“プラス1行動”
3ステップの準備に加えて、防災の日に取り入れたい習慣があります。
家族間の連絡方法を共有(電話がつながらない場合の集合場所やLINE送信ルール)
備蓄品の賞味期限チェック
非常持ち出し袋の重さ確認(背負える重さか)
近所の避難所や高台の場所を再確認
こうした小さな見直しが、いざというときの行動の速さにつながります。
“知っている”だけでなく“動ける”自分に
防災の日は、知識を行動に変えるチャンスです。
家庭の備え
スマホの活用
実践シミュレーション
この3つを組み合わせることで、災害時の対応力は大きく向上します。
今年は、ぜひ家族や友人とも共有しながら、防災力をアップデートしましょう。